ぬか床Q&A集 <初級編> 「長期間混ぜられない時はどうしたらよいの」他
まだまだ残暑の厳しい日が続きます。爽やかな酸味と歯応えのぬか漬が一皿あると嬉しいですね。
この夏は「おうち時間をより充実させたい。」という声の高まりもあり、ご家庭で簡単に漬けられる「乳酸菌が生きている発酵ぬか床」についても、たくさんのお問合せをいただいております。
そこで、いただいた質問とその回答を、少しずつこちらにあげていきたいと思います。
<初級編>
今回は「ぬか漬けをするのは初めて」という方や、「若菜のぬか床を買うのは初めて」という方からよく頂くご質問から…
Q)「どのくらいの期間使えるの?」
A) 上手にお手入れをしていただければ、長期間、年単位で使っていただけます。
ポイントは、野菜から出てきた水分をしっかりとることと、漬けた時に野菜にうつって減った分の塩をぬか床に足すこと。(1~2回ごとに、塩を小さじ一杯が目安です。)
使う前のぬかをひとつまみ食べてみて、塩度と酸度のバランスを覚えて頂くとよいですね。
Q)「長期間留守にして混ぜられない時があるのだけれど…」
A) 野菜をすべて取り出して、表面にラップをかけて空気に触れないようにしていただければ、1週間ほどは混ぜなくても大丈夫です。(期間はぬかの状態によって変わります。)
さらに長期間混ぜられない時は、冷凍庫での保存がおすすめです。「冷凍していいの?!」と驚きの声もいただきますが、冷凍しても乳酸菌は死滅することはないので大丈夫です。乳酸菌が冬眠状態になるようです。再開の際は自然解凍で、同じように漬けていただけます。
Q)「補充のぬかはいつ足せばよいの?」
A) 同じ時間漬けても、漬かりが弱い(酸味、塩味、香りが弱い)と感じられるようになってきた時や、ぬかがやわらかく水分が多くなってきた時には、補充のぬかを足して下さい。
Q)「ぬかに水分がたまってゆるくなってきたらどうしたらよい?」
A) 漬けているうちに、野菜の水分が出てきて、ぬかが水っぽくなってきます。表面に浮いてきた水分をキッチンペーパーなどで取り除いてください。
だいぶゆるくなってしまったら、キッチンペーパーをいくつか丸めてぬかの中に埋め込みしばらく置いておくと、内部の水分を取り除くことができます。
また、干し椎茸などを埋めて、水分をとることもできます。漬けた椎茸は、捨てずにおつまみに。
水分量を適切に保つことでぬかの雑菌が増えにくくなり、美味しく漬け続けることができますので、水気取りはこまめにがんばってくださいね。
漬け方の基本や漬け時間の目安は、付属のガイドブックについております。
お手入れが簡単なぬか床で、ぜひ「漬ける」体験をスタートしてみてください!
「乳酸菌が生きている発酵ぬか床」 1セット
(ぬか1kg・ガイドブック・ジップロック付) 1296円